給湯器の種類

生活に欠かせない給湯設備の表示をご存じですか?
一般的に、10号、16号、20号、24号など放出能力があります。
例えば、10号と表示されている給湯機ですとお風呂のお湯を張るのに10分程度かかるとしたら、20号の給湯機でしたら、5分程度で済むということなのです。
このように、数字が大きいとたくさんのお湯を一度に使う事ができるのです。
単身世帯であれば、そんなに問題ないと思いますが、家族が多いと、お風呂でシャワーを使っている時に、洗濯機を使ったり、キッチンで洗い物をしていたりと同時に使う事もあると思います。
そういった家庭ですと、20号以上が必要になるでしょう。
マンションによっては、上限が決められている所もあるようなので、管理組合に確認するとよいでしょう。
お湯を沸かすエネルギーというのは、家庭内で消費されるエネルギーの中でも高く、給湯器によって光熱費が大きくかわります。
最近の設備機器はどんどん進化しており、昔からの給湯器を使い続けていると逆に光熱費が高くなってしまう事があります。
10年は使い続けるものです。
エコ&高効率なタイプを使うと、以前の給湯器に比べて年間28,000円も節約できるものもあるようです。
取り替えのサインとして、急に冷たい水になったり、異音や水漏れに気づいたら修理業者に連絡する事をおすすめします。
今は、どのような給湯器があるのでしょうか?
比較してみましょう。
ガス給湯器は、都市ガスやLPガスを燃料としお湯を沸かします。
瞬時にお湯を作り出すので、とても便利です。
使用条件にもよりますが、寿命は約8~10年程度と言われています。
石油給湯器は、灯油を燃料にし、お湯を沸かします。
水道の圧力を利用して直接過熱を行なう水道直圧式と減圧式、高圧力型といった缶体内にお湯を貯めてしようするタイプがあります。
こちらも小条件によりますが、寿命は約8~10年程度と言われています。
電気温水器は、料金の安い深夜電力を利用しお湯を沸かします。
火を使わずに、ヒーターを利用しタンク内の水を沸かして約85~90℃まで温めた後、保温されるのです。
火を使わないので火災の心配がありません。
こちらは、初期費用は割高ですが、ランニングコストは割安になります。
しかし、使用条件によりますが、寿命は約15~20年以上と言われています。
マンションなどスペースに限りがある場合には、ガス給湯器や石油給湯器の小さいものがよく使われているようですし、オール電化住宅でしたら電気温水器が最適です。